日本通信SIMはスマホ料金がめちゃくちゃ安いので、田舎でも使えるか心配ですよね。
私も、こんなに安くて田舎でもちゃんと使えるの?って疑問でした。
そこで本記事では、日本通信SIMが田舎で使えるのか解説するとともに、事前に確認しておきたいデメリットもあわせて紹介していきます。

日本通信SIMに乗り換えて失敗しないよう、ぜひ最後まで読んでみてください!


楠木元ドコモショップ店長
携帯/通信業界で11年以上働きました。2014年から格安SIM/ブランドを12社利用するマニア。携帯業界の知見を活かして、失敗しない格安SIM選びをサポートします😊運営者の詳細 »
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日本通信SIMは田舎でも繋がる


日本通信SIMは、田舎でも問題なく使えます。
なぜなら、日本通信SIMはNTTドコモからドコモ回線を間借りしているから。
提供される回線はドコモ回線そのものなので、通信エリアはドコモと全く同じ。
そのため、日本通信SIMは田舎でもちゃんと繋がります。



実際に日本通信SIMを田舎で使っていましたが、アンテナ表示は常に3~4本。どこで使用しても電波で困ったことはないです!
田舎で計測した日本通信SIMのお昼の通信速度


上記のスクショは、実際に田舎のお昼に計測した日本通信SIMの速度です。
ダウンロード速度が10Mbps前後出ていたので、検索や動画視聴では若干の遅さを感じてました。
日本通信SIMの速度を客観視するため、みん速に掲載されているお昼の速度から中央値を算出してみると次の結果に。
※5Gの普及で平均速度を出すと、速い時の速度に引っ張られてしまうので中央値で算出しています


項目 | お昼(12時台)の通信速度 |
---|---|
中央値 | 7.35Mbps |
最小値 | 0.35Mbps |
25%値 | 3.48Mbps |
75%値 | 13.23Mbps |
最大値 | 96.28Mbps |
平均値 | 13.06Mbps |
算出した結果、日本通信SIMのお昼の速度の中央値は7.35Mbps。
計測結果の75%もの速度が13.23Mbps以下となるため、日本通信SIMは「速度が速い」とは言いづらい状態です。



いつでも快適に使いたい田舎に住んでいる人は要注意です!
日本通信SIMは山でも使える
日本通信SIMは、多くの山でも使えます。
通信エリアがドコモと同じなので、他社回線の約3倍繋がりやすい状態です。
現状のNTTドコモとauの登山道エリアを確認すると、ドコモが約300の山で使えるのに対してauが約100の山で使える状態。
ドコモ回線を提供する日本通信SIMは、他社回線と比較しても山で繋がりやすい状態です。
日本通信SIMは安すぎていい意味で”やばい”
日本通信SIMがやばいのは、スマホ料金の安さです。
3つの料金プランが用意されていて、最大50GBを2,178円で使えるぶっ壊れ価格。
大手キャリアで50GB使うとなると、約7,300円もかかります(すべての割引を入れても4,928円)。
データ容量 | 基本料金 | 備考 |
---|---|---|
1GB | 290円 | ー |
20GB | 1,390円 | 6GB以上使うならこのプランの方が安い |
50GB | 2,178円 | 24GB以上使うならこのプランの方が安い |
日本通信SIMの料金プランは上記の価格で、20GBと50GBのプランだと「通話5分かけ放題」か「月70分無料通話」のどちらかを無料で選べます。
さらに、追加データの購入も1GBたったの220円。
一般的な追加データの購入は1GBで1,100円なので、なにもかも日本通信SIMは安すぎますね。
日本通信SIMは、主要な格安SIM13社と比較して最も安いです。
日本通信SIMのデメリット5選
いいサービスにも、注意点となるデメリットが存在します。
日本通信SIMは料金面でかなりメリットがありますが、使い勝手や契約上のデメリットが5つあります。
- 使える回線はドコモ回線のみ
- 混雑時の通信速度は遅い
- 支払い方法はクレジットカード決済のみ
- LINEの年齢認証ができない
- キャンペーンがない
使える回線はドコモ回線のみ
日本通信SIMが回線を間借りしているのはNTTドコモのみ。
そのため、使える回線はドコモ回線だけです。



回線の選択肢がないので「他の回線を使いたい方」や「生活圏内でドコモ回線が弱い・遅い方」は、他の格安SIMを選びましょう。
混雑時の通信速度は遅い
日本通信SIMは、利用者が増える時間帯の速度は正直遅いです。
最近は5Gの普及によって通信速度の平均値が高くなっていますが、最も速度が低下する時間帯で通信速度の中央値で比較すべき。そうしないと、肝心な時に使えず悩むことになります。
日本通信SIMの最も速度が低下するお昼の12時台で通信速度の中央値は、主要な13社の格安SIMのなかで10番目。
実際に私が日本通信SIMを使った限りだと、12時台にYahoo!ニュースで記事を表示するのに1分以上かかっていたので、かなり遅さを実感していました。



「通信速度を気にする方」や「ストレスなくスマホを使いたい方」は、日本通信SIMは避けた方がいいです。
支払い方法はクレジットカード決済のみ
日本通信SIMで設定できる支払い方法は、本人名義のクレジットカード決済のみです。
口座振替やデビットカード、家族名義のクレジットカードでの支払いには対応していません。
クレジットカードを持っていない方は、そもそも日本通信SIMを契約できないので注意が必要です。
- LINEMO
- ahamo
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- UQ mobile
- irumo
LINEの年齢認証に対応していない
日本通信SIMは、LINEの年齢認証ができません。
理由は、日本通信SIMがLINEへの年齢情報通知に対応していないから。
そのため、LINE IDや電話番号で友だち追加すること、オープンチャットを使うことはできません。
必要な方は、LINEの年齢認証に対応した格安SIMを選ぶようにしてください。
- ahamo
- irumo
- UQ mobile
- Y!mobile
- LINEMO
- 楽天モバイル
- イオンモバイル
- IIJmio
- mineo
キャンペーンがない
日本通信SIMは、常にキャンペーンを開催していません。
キャッシュバックや月額料金の割引では勝負していなくて、純粋な安さで勝負しているからです。
日本通信SIMの料金プランは、3種類あってどれもぶっ壊れ価格(褒めてます)。
どの格安SIMよりもスマホ料金が安いです。
データ容量 | 基本料金 | 備考 |
---|---|---|
1GB | 290円 | ー |
20GB | 1,390円 | 6GB以上使うならこのプランの方が安い |
50GB | 2,178円 | 24GB以上使うならこのプランの方が安い |
日本通信SIMの申し込み方法
日本通信SIMの申し込み方法は2つあります。
- 公式ページから申し込む
- スターターパックを購入して申し込む
少しでも節約したい方は、スターターパックを使った申込みがおすすめです。
公式ページから申し込む


公式ページにアクセスして、ご希望プランの申込みボタンをタップして進めていきます。
他社から日本通信SIMに乗り換える方は、事前に「MNP予約番号」を取得しておきましょう。
MNP予約番号の取得は、各社のマイページかサポートセンターに電話することで取得できます。
事業者 | 電話番号 | MNP予約番号発行ページ |
---|---|---|
docomo |
| My docomo(直リンク) |
au |
| My au My au TOP>画面上部の「スマートフォン・携帯電話」>ご契約内容/手続き>お問い合わせ/お手続き>MNPご予約 |
ソフトバンク |
| My Softbank(直リンク) |
UQ mobile |
| My UQ mobile(直リンク) |
Y!mobile |
| My Y!mobile(直リンク) |
楽天モバイル |
| my楽天モバイルから my楽天モバイル>画面下部の契約プラン>各種手続き>MNP予約番号発行> |
なお、下記の事業者をご利用中の場合は「MNP予約番号」の取得は不要。
- NTTドコモ
- ahamo
- irumo
- au
- UQ mobile
- povo
- ソフトバンク
- Y!mobile
- LINEMO
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
- 楽天モバイル(MVNO)
- IIJmio
- mineo
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
- NUROモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- センターモバイル
- LPモバイル
- J:COM MOBILE
スターターパックを購入して申し込む
先にスターターパックを購入してから申し込む方法です。
スターターパックとは事前に初期手数料を支払うもので、通常の申し込みより若干安く申し込めます。
※執筆時点だと、スターターパックの購入で初期費用が21%オフになっています
スターターパックを購入すると、郵送で「申し込みコード」が届きます。


日本通信SIMの申し込み時に入力する大切なコードですので、申込みが完了するまで保管しておきましょう。


スターターパックが届いたら、公式ページにアクセスして申し込みます。


ご希望プランの申込みボタンをタップして進めてください。
他社から日本通信SIMに乗り換える方は、事前に「MNP予約番号」を取得しておきましょう。
MNP予約番号の取得は、各社のマイページかサポートセンターに電話することで取得できます。
事業者 | 電話番号 | MNP予約番号発行ページ |
---|---|---|
docomo |
| My docomo(直リンク) |
au |
| My au My au TOP>画面上部の「スマートフォン・携帯電話」>ご契約内容/手続き>お問い合わせ/お手続き>MNPご予約 |
ソフトバンク |
| My Softbank(直リンク) |
UQ mobile |
| My UQ mobile(直リンク) |
Y!mobile |
| My Y!mobile(直リンク) |
楽天モバイル |
| my楽天モバイルから my楽天モバイル>画面下部の契約プラン>各種手続き>MNP予約番号発行> |
なお、下記の事業者をご利用中の場合は「MNP予約番号」の取得は不要。
- NTTドコモ
- ahamo
- irumo
- au
- UQ mobile
- povo
- ソフトバンク
- Y!mobile
- LINEMO
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
- 楽天モバイル(MVNO)
- IIJmio
- mineo
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
- NUROモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- センターモバイル
- LPモバイル
- J:COM MOBILE
まとめ:日本通信SIMは田舎で使える
日本通信SIMは田舎や山間部でもちゃんと使えます。
NTTドコモから回線を間借りしているので、通信エリアはドコモと同じ。
そのため、日本通信SIMは田舎を含め全国どこでも繋がります。
日本通信SIMは、”やばい”ほど安いスマホ料金が魅力の格安SIM。
とにかくスマホ料金を安くしたい方にはおすすめです。
ただし、下記のデメリットもあるので申し込み前に許容できる範囲か確認しておきましょう。
- 使える回線はドコモ回線のみ
- 混雑時の通信速度は遅い
- 支払い方法はクレジットカード決済のみ
- LINEの年齢認証ができない
- キャンペーンがない
せっかくスマホ料金を節約できても、料金と一緒に使い勝手も落としては意味がありません。
他の格安SIMと比較したい方は、主要な13社を比較した格安SIMのランキング記事も用意しているので見てみてください。

